日時:令和5年11月15日(水) 14:30~
場所:清川メッキ工業株式会社
講師:隂山建設株式会社 代表取締役 隂山正弘 氏
テーマ『建設業を変える挑戦』
■ 2007年に31歳の若さで3代目社長に就任、理想に燃えての船出であったが、翌年のリーマンショック時には倒産の危機に直面した。しかし このピンチの時に、次々と思いもよらぬ支援が押し寄せ倒産を免れた。この時からお客様、協力会社、会社の社員、地域社会等への『恩返し・恩送り』が経営の根幹をなすようになる。
■ 社会貢献活動と働きやすい職場の構築
40年間継続している献血活動、日本全国で発生する大規模洪水や大地震における被災地への協力会社と一体になったボランテイア活動、育英会による遺族に対する学費支援活動、高齢者・女性・障害者に優しい働きやすい職場の構築、全社のマラソン大会などの健康経営などを実践される
■ 上記の社会貢献活動や働きやすい職場構築により社員の意識が大きく変化
指示待ちの社員⇒自発的に行動する社員へ⇒自発的行動は50社を超える協力会社へも広がる
■ 人生・仕事の結果=能力×熱意×考え方
人間が生まれてから死ぬまでに作り上げる人生の結果、または仕事の結果は、その人が持つ「能力」に加えて、その人がどれぐらい「熱意」をもって人生や仕事に取り組んだか、さらには、その人がどういう「考え方」で人生を歩み、仕事に向かってきたかによって決まるとも言われています。今回、隂山社長のお話をお聞きし何度も涙があふれてきました。きっと「熱意」・「考え方」に心を打たれたからだと思います。
■ 最後に『建設DXへの挑戦』のお話がありました。デジタル化による全社の生産性向上はもちろんですが20名の社員がドローンパイロットとなり新しい働き方を実現し、やりがいをもって一生働きたいと思える会社に変貌しつつあることをお話から感じました。また「挑戦しているところに人が集まる」の例えどおり中小企業に於いては人の採用が非常に厳しい中でも多くの新人を採用されています。これは坂本光司先生がおっしゃった、訪れた人が社内の雰囲気に義理人情・ものがたりを感じるからではないでしょうか。