日付:令和5年9月9日(土)~ 10日(日)
場所:立教大学池袋キャンパス
今回のテーマは『人口減少社会における人を大切にする経営』です。
人口減少は福井県でも深刻な問題で2040年には人口が現在の74.5万人から63.3万人になるデータが出ております。この問題は労働力不足、消費の低迷、社会インフラの衰退など数々の問題を引き起こします。
その問題に直面するなかで私たちがどのような経営をすべきかを『日本でいちばん大切にしたい会社』の受賞者の会社の取り組みを生の声と実体験を聞くことで背筋が伸びる感覚で学ばせていただきました。
受賞された会社や団体は全部で26社ありました。その中の24社が9日の発表で各社のプレゼンタイムは約15分ほどでした。基本姿勢や普段の取り組みについて借り物ではない、自社の経営理念に基づいたブレなく人を大切にする確固たる信念なので全て強烈に記憶に残るプレゼンばかりで大変長時間でしたが全く眠くなりませんでした。
24社全て聞きましたが会社規模や業種も様々でプレゼン内容は違いますが内容のキーワードはほとんど同じで ①社員やその家族を含めた大家族経営 ②障がい者雇用に積極的 ③福利厚生の強化が先で利益は後 ④人にやさしい企業理念に則った経営 ⑤社員同士ありがとうの感謝の気持ちで仕事に取り組む 以上のことが、どのプレゼンにも入っており業種は違っても繰り返し同じ内容を聞いている錯覚さえ覚えました。
今回の全国大会への参加で、私自身、今までの経営は間違った戦術ばかりに目がいった経営をしていたことに気づき、肝心な日本人的な考えの経営ができていないことを再認識しまして自責の念が堪えませんでした。
坂本光司学会長もおっしゃっていましたが、日本の経営者が日本的な人を大切にする経営に目覚めることで、ひいては未来の日本の社会全体が人に優しい社会になることを願っています。
参加された皆様、大変お疲れさまでした。