日付:令和5年7月12日(水)
場所:ヨシダ工業株式会社
今回は、会員でもある鯖江市のヨシダ工業様を視察させていただきました。
鯖江市ということもあり眼鏡部品を作っている会社だと認識していたのですが、売上の大部分は医療部品や楽器部品でした。
平成3年に医療機器部門、平成6年に楽器部門と異業種に転換されたそうです。
眼鏡部門の業績が落ちたから転換されたのではなく、むしろ一番調子がよかったときだったそうです。
「現状維持は後退だから」とおっしゃっていましたが、私のような凡人には、調子がよかったら、もっとその分野を伸ばそうと思ってしまいます💦
そこが、吉田社長の先見の明なのですね。
『どうやって、新規分野を探したのか?』という質問には、『ご縁7割、努力3割である』と。さまざまな窮地に立たされたこともあったが、なぜか助けてくれる人が現れたそうです。
努力3割と謙遜されましたが、日々の努力が100%あるからこそ、運も味方してくれるのだと思いました。
(注:現在も眼鏡部品の需要があるため、少し作っています)
ヨシダ工業さまが掲げているヨシダ魂「とにかく一度やってみるか」
成功するか失敗するかは考えない。経験を積むことが大事だとおっしゃっていたのが、とても印象に残っています。
福井経営革新フォーラムが目標としている「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を受賞する日も近いのではないでしょうか。