日時:令和8年5月19日(火)14:15~
場所:福井市地域交流プラザ
講師:人を大切にする経営学会 会長 坂本 光司氏
講演テーマ『なぜこの会社に人材が多く集まるのか』

今回の例会では、講師に人を大切にする経営学会会長の坂本光司先生をお招きし、「なぜこの会社に人材が多く集まるのか」という、現代の企業が直面する最重要課題についてご講演いただきました。その内容は大変示唆に富むものであり、経営の本質を深く見つめ直す極めて有意義な時間となりました。
人本経営(人を大切にする経営)の重要性が説かれており、真の人材とは知識量ではなく、他者を思いやる優しさと人間力を備えた人物であると定義されています。深刻な人口減少社会と構造的な人手不足に直面する中で、企業が生き残るためには、単なる数字の追求ではなく、社員の幸せを目的とした経営への転換が必要である。
高い志を持つ全国の優良企業の実例が多数紹介されており、それらの企業がなぜ多くの求職者を惹きつけるのかが具体的に示されました。福利厚生の充実、積極的な情報発信、そして地域貢献といった多角的なアプローチが、人材確保における強力な武器になることが解説しました。経営者が自らのあり方を見直し、社員がやりがいを実感できる組織文化を築くことこそが、日本経済の復活と社会の幸福に繋がる。
今回の受講を通じて、「人が集まらない」のではなく、「選ばれない理由があるのではないか」という視点を学びました。また、人を単なる手段として扱うのではなく、一緒に働く社員やご家族を本気で幸せにしたいと考えているのか、自身の姿勢を深く見つめなおす機会となりました。「この会社の一員で良かった」と社員が誇りを持てる環境を整えること、さらに顧客や地域社会の幸せに貢献することの大切さについても再確認しました。

例会終了後には、くるふ福井の『蟹と海鮮ぼんた』にて懇親会が催されました。坂本先生の熱い講義の余韻を共有しながら、会員同士の親睦を深めることができ、次なる一歩への活力となる一日となりました。